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MONSTERHUGECUCUMBERCOM .exeライナーノート

すっかり遅くなってしまいましたが、例大祭新譜のライナーノートを掲載します。

後で適宜直したり足したりするかもしれないです。

例によってやたら長いのですが、
それは私が長いライナーを読むのが好きだからであります。


【01 ばぁさんクワもってこい(神々が恋した幻想郷)】

アルバムコンセプトとして最初に決まったのが
「キュウリを口に突っ込まれているにとりをジャケット絵にする」
ということなので、にとり絡みの曲(神々が恋した幻想郷、芥川龍之介の河童)
をアレンジするということは先に決まりました。
芥川~は前に東方砕臓腑でアレンジしたこともあり割とすんなり作業が進んだのですが、神々が~はなかなか決まらず悩み、
耳コピだけ済ませ、アレンジは作ってはボツにするを繰り返していました。

それとは別にアルバムのイントロを考えていた際に
「日本むかしばなし風の語りにポルノSEを組み合わせたらどうか」
「ジャケット絵に即した情景を重ねられないか」
ということを思い立ちました。
ではBGMを何にしようか、と考えたときに
ためしに原曲耳コピデータのテンポを落として重ねてみたところ
なかなかいけるのではないか、ということになり
Tifaraに音色をチョイスしてもらったコントラバスのピチカートと笛が
割といい感じにハマったので今回の形となりました。

アルバムイントロとしては少し長く退屈かもしれない、というのが懸念材料
だったのですが、色々かき混ぜてごまかしています。

霜月氏の落ち着いた読みっぷりと、天真爛漫なにとりの演技がすばらしいです。
L.O.N.Dで使用したSEを今回も使う、というのはマスターアップ30分前くらいに悪ノリから偶然思いついた産物ですが、これにより物語の意味合いが補完されたと思います。


【02 ボテ腹エイリアン(平安のエイリアン)】
原曲を最初に聴いたとき「よ・つ・あ・し・あ・ま・た・の」部分はすぐに浮かんだのですが、残りのパーツの処理に時間がかかりました。
結局、ゴリゴリのパートとクリーンなパート、ピコピコのパートを交互に演奏するという、昨今のテクニカルデス系の流行を安直に導入しました。導入できているのでしょうか。

全体としてはそれほど破綻がなくなったかなという気がしますが
クリーントーンのギターを鳴らすパートの後で刻むハットが大変にダサく、マスターアップ後真っ先に公開した部分です。目立つ部分なんだからもっと工夫すべきでした。

歌詞についてですが、「ぬえ」という神獣は動物の色々なパーツが組み合わさっているということなので、それだけの動物が交合を重ねてつくられたのだろう、という決め付けに基づくものです。


【03 あなたの町の不審者情報(あなたの町の怪事件)】

不審者情報ネタはL.O.N.Dでも取り上げましたが
この原曲タイトルならこう改題するしかないだろう、ということで詞先ならぬ曲名先です。

曲のアレンジについてはサビの部分とコーラスの歌い方だけ先に決まりました。
コーラスの「FUCK YOU」は15テイク位録音した後で重ね合わせ方を検討しましたが、Tifaraから「この歌い方なんとかならないの?」と不審がられたほど情けない声色になりました。結果としては普段の我々通りのような気がします。

原曲準拠の部分としては、三連符となっている箇所が聴きどころです。
あとは何といってもギターソロ。ついに堕武者にもギターソロが登場しました。感謝。


【04 ワルダクミジェネレータ(妖怪モダンコロニー )】

冒頭、ひとつおきに三連符が混ざるのは原曲を意識した部分です。
困ったのがAメロで、最初は原曲のメロディを倍速にするつもりが実際に行うと単なる早回しになってしまい原曲の楽しさが全然出てきません(まるで他の曲では原曲を活かしているような書き方)。
結局、メロディは元の速さでバックの演奏を倍速にしたところ、バックの喧騒をよそにメロディが優雅に奏でられるような妙な音像になりました。
テンポが半減する直前でドラムのフィルインを強調してギリギリ締まったかと思います。
Bメロでは煩わしいくらいチョップベースをフィーチャーしてみました。


【05 樹海を見上げて(ルーネイトエルフ)】
鋭角な単音リフを重ねることをあまりしなかった我々ですが
ためしにこんな感じにしてみました。
こういうのはグラインドコアというのでしょうか?


【06 淋病ドール ポイズンボディ~Forsaken Doll】

パワーコードでリフを弾くための曲として、逆算の観点で原曲をチョイスしました。
七五調の冒頭部分は、ジャズピアニストの山下洋輔が「五七五」のリズムを楽曲に採用しているのを観て拝借しました。
歌詞については「ユリア百式」を念頭におきました。終わってしまって残念です。
藤井シェリーが出演している実写ドラマ、なぜTVで流せなかったのでしょうか・・・。

【07 ニコイチPSG(The Positive and Negative)】

タイトルを決めた段階ではPSG音源を使用するつもりだったのですが、そもそも原曲はFM音源であり、しかも結局はどちらも使用していない、という羊頭狗肉ぶり。文字のほうが楽曲より締切が早いのでこのような現象はよく起きます。現象というか、バンド側の作業が遅滞しているため絵師や声優の方に多大なご迷惑をお掛けしてしまいました。
申し訳ありません。

「幺樂団の歴史5 」の中ではこの曲が一番好きです。一旦ブレイクしてからイントロに戻るまでの盛り上げ方がすばらしい。
メロディも超絶テク!という複雑さではなくて、しかし大変に格好いい。

【08 お宇佐さまの素い筋繊維組織(お宇佐様の素い幡)】
マーチングバンド的なリズムをアレンジに使えないか、と考えて原曲を探しました。
あらたとしひら四コマの印象が強く、てゐには今後もヒール道を極めて欲しいと思っています。

【09 Star Sapphire is Dead(真夜中のフェアリーダンス)】
200円で買ったL.A.StyleのCDを何度も聴き直しながら打ち込みましたが完成したものを聴くとやはり完全に別物です。
ジュリアナ化してからのリフはギタリストから「楽しい」との感想をもらったので
もう少し増やそうかなとも思いましたがアレンジが浮かびませんでした。
というかこのCDを聴いていただいている方の中には、ジュリアナ東京が完成したときに生まれていない方もいらっしゃるんですよね・・・

この原曲はジュリアナと合わせるか、それともチーターマンと合わせるか迷ったのですが(ジュリアナとチーターマンを合わせたアレンジは既に発表されているので)恐らく伏線を回収しきれないだろうと判断したので片方に絞りました。

【10 幻想忌憚博覧会(サーカスレヴァリエ)】
5曲目に引き続き単音リフ重ねです。
全部8分の、ちょっと長めのリフでこういう手法を今後も使ってみようと思います。


【11 Deadfrog(少女が見た日本の原風景)】

部分的なアレンジ案自体は、3年前(もうそんなに経つのか・・・)に出した
「東方悔恨譜」の段階で完成していたのですが、
構成がなかなか決まらず、後回しにしているうちにこんな時期になってしまいました。


【12 ボーダーラインオブライフ(ボーダーオブライフ)】

3曲目と同じく、タイトルが一番最初に決まりました。
ボーダーラインには二つの意味があって、
SEと歌詞で意味をひとつずつ表したわけですが
本当はもう少し後者寄りの意味のSEを増やしたかった。
しかしエンタメ然としたものが見当たらなかったため(当たり前)自重。

【13 Moonlight Buttfucker 懐かしき東方の血~Old World】

頭突き

【14Vampier Carrier(亡き王女のためのセプテット)】

各所でアレンジされまくっているセプテットですが、
これだけ印象的なメロディが次々繰り出される原曲なので
それを追いかけるだけで精一杯です。
順番をバラバラにして、長さを変えるのが精一杯の抵抗でした。

まったりお茶会から姉妹のドロドロ愛憎劇まで無数に歌詞がある中では
消去法でこういう内容になりました。
差別や偏見を助長する意図はありませんと、書けばいいものではないかもしれませんが

15 MONSTERHUGECUCUMBER.COM 芥川龍之介の河童~Candid Friend

ドラムが引っ込み気味の、80年代ハードコア的な音を目指しました。
BPMが我々にしてはだいぶ遅い130ということでスピード感が出るか不安でしたが
終わってみると得体の知れない走りっぷりはにじみ出ているのではないかと。
Tifaraが考えてくれた裏メロのおかげで何とか格好がつきました。

16 〆ロンブックス秋葉原店のテーマ(オリジナル)
ジョンゾーン的なハードコアジャズを目指しました。
自分たち的にはわりと気に入っているのですが、力及ばず
今回も委託販売に合格することはできませんでした。
楽しみにされていた皆様申し訳ありません。
お前たちならもっとできるだろう? 現状に甘えるな、という
バイヤーからのメッセージと受け取りました。
今後も、お取扱いをいただけるまで、
堕武者が発表する全てのアルバムに同社のテーマを収録する覚悟です。

17 ボーナストラック1(朗読劇)
前回思いがけない好評をいただいた朗読劇ですが、
朗読に差し障りがなく、かつ
誰もが知っている内容というのは限られており
ネタ選びに難航しました。

そしてもっとも力を入れたのが各種のSE収録です。
使用されたラーメンは5杯、全て最後まで美味しくいただきました。
うちのSM58(マイク)は我が家にお迎えされて以来
・「Force」のお尻ひっぱたく音
・「DENMA!」の電マの音
・今回のラーメン咀嚼音、嘔吐音
の収録に携わりました。不憫。

18 ボーナストラック2(朗読劇)
東方アレンジを始めてから初めての生ドラム収録です。
意外と綺麗に取れた気がするのですが、いかがでしょうか。
やっぱり打楽器が入ると朗読全体が締まる気がします。

19 編集後記 -

マスターアップ前日のTifara家で収録しました。
疲れのせいか声を変えるのを完全に忘れています。

ジャケットについて
今回のアルバムで一番最初に決まったのが
「にとりにキュウリを突っ込んで頬が変形している画を使う」
でした。
これは昨年11月、LoveLocal地方CMコンテスト授賞式の帰り散々酔っ払った後、
KIM家で迎えた朝に決定したコンセプトです。

思いついたものの冬コミまでは時間がなく、まずは我々でも撮影できる実写ジャケを発表した後で、満を持して(の筈が間際に・・・)依頼をした次第です。

こちらの偏執なリクエストにも応えてくださり、指定以上のグルーブを引き出すすばらしいイラストを描いていただいたmarimo様にメンバー一同感謝です。

ちなみに絵師様との打ち合わせや声優様への原稿送付など、今回の企画に関するメールの殆どは昨秋に導入したLet's noteCF-J9を用いて仕事の昼休みに行いました。
そば屋や定食屋の店内で汁の濃度がどうの眼球の逝き具合がこうのという文章を作成するくたびれたサラリーマンが私です。

モスバーガーの窓際席にいたところを上司に見つかり
「やたら真剣な表情でパソコンに向かっていたが、デイトレードでもやっているのか?」
と真顔で尋ねられました。

総括:

今回、ギターは収録現場にてリフや製作意図を逐一Simmy君に説明しながら弾いてもらうという泥縄的手法だったのですが、TAB譜も読めず五線譜も怪しい自分はなかなか情報を伝えられず、忙しい中時間を浪費し申し訳なかったです。
今後も音楽活動を続けるならば、この辺りの音楽言語を使えるようになるのは必須条件だと思いました。
ハードロック畑の彼の参加によってギターソロなども加わり、新しい味が出たのではないかと思います。感謝。

YCOVAは年度末にさしかかる忙しい時期にもかかわらず時間を割いて録音してくれました。新たにMacBookとMboxを導入した彼の迸るギターリフに期待です。

Tifara家にMbox3が導入されたこともあり、シンセはだいぶ戦力が増強されました。
今回ほとんどのシンセを担当しています。
ライブではこきりこささら片手に客席を暴れまわる彼の姿が見られることでしょう。

Kimはプライベートが忙しい中時間をやりくりして収録に参加してくれました。
特にボーナストラック録音の際は直前に○○を済ませてから駆けつけるという、世界中のボーカリストを探しても彼だけであろうという偉業。
Vocal-300の操作も板についてきた彼ですが、地声のデカさを証明すべく
次回作ではドライなボーカルも採用してみようかと思います。

で、次回作といえば、以前あぷらじ等でお伝えしたとおり
彼はしばらく収録参加がこれまで以上に難しくなるので
新ボーカリストを募集しています。
スケジュールなどは可能なかぎり調整しますので
我こそはという方のご連絡をお待ちしています。
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万世橋の欄干で懸垂

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